医療法人とみなが歯科医院
副院長 髙比良一輝 様
当院には「自分がしてもらいたい事を患者様にして差し上げる」という理念があります。
自分たちの目指す姿を従業員全員で共有し、その姿に近づくために何が必要か?を考え、定期的に目標立てをしています。しかし、日々の業務に追われる中でやがて目標に対する意識が薄れてしまう事が多く、”持続力”という点に課題を感じていました。
そんな折、ご提案を頂いた「自己イノベーションシート」を導入したことで、目標に向けての持続力が格段に増し、改善しようと決めたルールが組織内で習慣化されるようになりました。もともと小佐野先生が考案された自己イノベーションシートの原案を当院の現状や要望に応じて改変して下さり、運用しやすい形でスタートできた事も導入しやすかった理由の1つだと思います。
「自己イノベーションシート」を導入後、私が実感している事は
➀目標に対して継続して取り組むことができ、成果が実感できるようになった
理想の組織像は一朝一夕で実現できるものでは無いと思います。自己イノベーションシートには「中間評価」が設けられているので、スモールゴールを設定しやすく大きな目標に対しても持続的に
取り組むことが出来ます。
②組織の求める姿と個々が立てる目標が合致するようになった
当院の自己イノベーションシートには「組織の目標に対して自分ができる事(今後頑張ろうと思う事)は何か?」を記載する箇所があります。中には自分が”やるべきこと”と”やりたいこと”が一致しない従業員も居ますが、面談を通じて定期的にすり合わせることで次第に合致するようになります。
③従業員の自主性がより一層高まった
組織の目標に対して自分ができる事(今後頑張ろうと思う事)は、従業員1人1人が自分自身で考えて記載します。上司の役割はそれを指示することでは無く、部下が目標を達成するためにサポートする立場として部下に寄り添います。初めは「何を記載すれば良いかわからない・・・」と筆が止まっていた従業員も居ましたが、回数を重ねる過程で”自分が何をすべきか”を捉えられるようになりました。いつも控えめな事務スタッフが「他の部門の事も考えると、私たちは○○の部分で協力すべきだと思います」と記載していたのを見て、大きな成長を実感しています。
これからもチーム一丸となって、自分が行きたいと思える医療機関を目指していきたいと思いますので、お力添えの程よろしくお願い致します。