公益財団法人 心臓血管研究所付属病院 様
看護部教育の研修企画を検討する際に、何が自施設に足りないかを考えました。心臓専門病院のため、入職者のほとんどが他施設を経験した看護師です。自律した看護師同士ですが、共に成長し合う環境において、常に隣り合わせで衝突原因になるものはコミュニケーションエラーでした。行きついた結果、私たちの課題が「コミュニケーション能力の向上」と認識しました。
今回、看護部内の集合研修をスタートさせるにあたり、「コーチング」で体験参加型の研修を展開される小山先生にお越しいただきました。
初回ということで、看護師と看護補助者で受講しました。小山先生の聞き取りやすく、接遇を含めた分かりやすい説明は、「良好な職場づくり」を目指すにために、看護部全体で共通理解を深められる機会として、好調なスタートを切れたと思います。
また、参加者から「挨拶や相手に合わせたコミュニケーションなどを心掛けたい」とあるように、気質分類の理解は、コミュニケーションスキルとして活用することで、自分を変化させる希望をもたらした様子がうかがえます。
私個人としては、「シンプル三段階評価法の活用」に非常に興味をもちました。
自分を見つめなおすことができるからです。普段の自分の行動が、決して出来ているとは思いません。また、全てに自信があるわけではありません。行動を振り返る機会を設けることは、多角的なアプローチを見出すなど更に成長に繋がると思ったからです。「グッドポイント、チャレンジポイント、リクエストポイント」。他者の行動からも学ぶことが可能です。私は、この評価法を客観的に普段からできるようになりたいと思いました。そして、自分の事例を通して他者の意見を聞いてみることを心掛けていきたいです。
今回の講義は3時間でお願いしました。以前にも小山先生の研修を受講していた経緯があり、より理解を深めることができました。時間を空けての再受講もお勧めします。