対人対応力向上のためのコミュニケーションスキルアップ研修を聴講して

対人対応力向上のためのコミュニケーションスキルアップ研修を聴講して

医療法人 藤仁会 藤村病院

接遇委員会 副委員長 前原 邦彦

 

 

当院にて接遇委員会が発足されてから早4年が経過し、これまでにも外部講師の方から様々な講義を頂いてまいりました。そんな中、小佐野美智子先生とのご縁があり、接遇委員会の研修として講師のご依頼をさせて頂きました。

基本はもちろんですが、接遇を考えるうえでその根底に立つ、仕事のあり方や仕組み、仕事に対する姿勢にも具体的にお話して頂き、対患者目線だけではなく、対上司、対部下の対応や考え方にも触れていただき、日常業務に対する根本的な姿勢を見直すことが出来る良いきっかけとなりました。

中でも個人的に印象深かったのは、気質分類のお話でした。自分や相手がどの分類に属するかを知ることで、自分の対応に変化をもたらし、円滑なコミュニケーションに発展させられることができる技術をご教授いただきました。 

冒頭に、『できているつもりになっていないか』という先生のお言葉にハッとし、存在承認されているか、しているかという事に気づかされ、普段接遇を推進している立場にありながら、未熟さを痛感し、新たな知見を得させていただく良い機会となりました。 

院内目標のひとつに、戦略的接遇強化による患者満足度の向上を掲げている当院ですが、ひとり残らず全員が同じベクトルを向けて前に進めるように、先生のご助言をいただきながら邁進していきたく思っております。

 この度は、マンネリ化していたところに良いエンジンをかけて頂き、誠にありがとうございました。また今後ともよろしくお願い致します。